5月31日 帰国  最終記事

・5月31日 帰国 朝3時半頃目覚めベッドでウトウトしながら6時半に起床、シャワーを浴びる。もう1度荷物整理後スーツケースを運び1階の玄関入口までのラセン階段を降りる。 この家にも絵がたくさんある。デバの画家が描いた絵が気に入り最後の写真を撮る…

・5月30日 前の会社へ 朝雨が降っている。 9時頃家を出てデバの駅前のバルで朝食をとる。 銀行BBVA で換金する。 換金を終えて又浜辺のバルで風景をスケッチする。一度家に帰り明日の帰国へ向け荷物の整理を行う。 昼過ぎ午前中の仕事を終えたイケルが車で…

5月29日 友人ハビーと

・5月29日 友人ハビ―と 昨夜の酒のせいかあまりよくは眠むれなかった。 今いる場所はデバ村の海沿い。イケルの両親の1個建ての3階のベッドにいる。 朝8時過ぎバル・イセンベに行き主人のラモンと再会を祝した。後数年で年金生活者となると言う。その後何を…

・5月28日 ヴィトリアへ 昨日バスク州の州都ヴィトリアに行くことを考えバス ステーションで時刻表をもらった。そしてヴィトリア行きを決めた。今回の旅は本当によく動くと自分自身感心している。 早めに起きて7時40分に出発した。サンセバスチャン8時15分発…

5月27日 ジューレン

・5月27日 ジュ―レン 曇り。 今日はスケッチの予定はない。 午前中、パルテ・ビエハ(旧市街)で帽子を探した。結局気にいるものはなく諦めた。衣服とは異なり帽子は顔の一部となるためで自分の様な醜男に似合う帽子は簡単に見付からない。 アマラ地区の…

パエリア(パエジャ)作り

・5月26日 パエジャ作り 午後1時バル・ハビエルでメンチュウ達と落ち合う約束になっていた。ソシオでパエジャを作る。 メンチュウは私を見るなり「早くソシオへ行け、セバはもう来て準備をしている。 ソシオではパエジャの食材が皿に盛られていた。 エビ、イ…

ソシオにてメンチュウ一家と夕食

EUSKO TRENのターミナル駅前にエアソ広場がある。その西側(山側)に建物が並びバルや八百屋など商店が続く。建物が切れる角にバル・ハビエルがある。ハビエルの小路に面した建物の2軒目が私の借りたペンションの入口である。 バル・ハビエルのオープンテラ…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(デバ村へ)

・5月25日 デバ村へ 朝7時起床。 横浜からサンセバスチャンに来てバスク人と結婚した“ジュンちゃん”に電話を入れた。 不意の電話に驚いたに違いない。 ジュンちゃんの父親から毎年年賀状をもらっておりサンセバスチャンまで来て電話もしないで帰るのに気が…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(トロサへ)

・5月24日 トロサへ 曇り。少し肌寒い。 5月21日にアイスランドの火山噴火による火山灰の影響でドイツ北部の欧州航路の多くの便が欠航したとテレビのニュ―スが伝える。やがてスペイン北部にも灰は到達するであろうとシミュレーション映像は語る。航空券販売…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(オンダビリア)

・5月22日 1日中家に引きこもる 朝小雨。 1日中ベッドに横になりテレビを見ながら過ごす。 今日は休養日である。メードが来た。彼女は中南米出身の筋肉もりもりの若い女性で部屋の掃除にきた。カルメンだと名乗りアンタはと聞く。 ちょうど良い。たまった洗…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(イケルと恋人)

その後PASEO・NUEVO(新散歩道)を歩き中華レストラン北京にて昼食をとる。 食後は波止場に腰掛けて港の教会のスケッチに時間を費やす。 イケルとは6時半にサンセバスチャンで会う約束をしていた。 スケッチの途中「今日はサッカーの試合があり駐車場が一杯…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(ミラ・マール宮)

・5月20日 写真 ミラマール宮殿とコンチャ湾浜辺 朝4時に目覚める。 洗濯物を片付けながら部屋での洗濯は難しく洗濯を依頼する。コインランドリーの様な気の利いたものは見当たらない。 メードが本日午後4時頃部屋の掃除に来るとも聞いた。 コンチャ湾の西…

スペイン・バスクスケッチ旅日記(その3)

5月19日 パンプローナへ 今日はパンプローナに行く。今回の旅の最大の目的はパンプローナのPLAZA・CASTILLO(カスティジョ広場)をスケッチする事である。 ペンションの前のバル・ハビエルで簡単な朝食をとりアマラ地区のバスステーションに向かう。 切符売…

スペイン・バスクスケッチ旅日記

・5月18日 7年ぶりのサンセバスチャン 朝4時に目覚めた。道路側の窓が完全に閉まっていなかったので外の音で目を覚ました。 朝食は1階の受付の奥に準備されていた。 隣席に日本語で会話する年配の夫婦がいたので話しかける。 彼等はこのホテルに2~3回宿泊し…

スペイン・バスク・スケッチ旅行(その1)

スペイン・バスクケッチ旅行 平成23年5月17日~6月1日 スペイン・パンプローナ風景(この絵を完成させるための旅行であった) はじめに スペイン・バスク州のサンセバスチャン市はテロ集団ETA(バスク祖国と自由)の本拠地で、外務省の海外危険情報にも記載…

スペインで就職を(会社編)最終回 日本へ

38.日本へ 5月中旬のヨーロッパ旅行からデバ村に帰り6月22日帰国の日迄にまだ1ヶ月はあると言うのに生活は荷造作業に明け暮れ、他は送別会に追われた日々であった。 会社の同僚、空手の先生、メンチュウの家族、83歳を迎えたアントニオ夫妻、新しい友人の…

37.ヨーロッパ旅行(2004年5月10日~5月24日) 妻にヨーロッパを見せたく思案した。 今年はマドリドでテロがあったばかり、当地では次はロンドンが危ないと噂が流れた。結局ロンドンを避けてパリ、ブリュッセル、アムステルダム、 フランクフルト、プラハ、…

スペインで就職を(スペインテレビ事情、確定申告)

35.スペイン・テレビ放送事情 夜はあまり出かけず専らテレビに専念する。 スペイン国営放送ETVにコマーシャルが入る。 その代わり日本のように受信料を取らない。 この放送には教育番組と総合番組の2チャンネルからなり、コマーシャルも慣れてみればおかし…

スペインで就職を(がリシア5泊6日100ユーロの旅)

34.100ユーロで5泊6日ガリシアの旅 3月はポルトガル旅行、5月はヨーロッパ旅行に行くと決めていた。 妻は退屈し4月に何処か旅行したいと言い出した矢先新聞に100ユーロ(1万3千円)ガリシア5泊6日ツアー(4月12日~17日)の案内を見た。旅費、ホテル…

スペイン滞在回想録 (ポルトガル旅行)

32.ポルトガル旅行 リスボンの通り(役所の前) マドリドのテロの影響と天候不順でポルトガル旅行が伸び伸びになり妻から強く催促されていた。 空路にするか自分で車を運転するか鉄道の旅にするか随分迷った。 極力旅費を切り詰めることが最大の要件で列車…

スペインで就職を回想録(絵画教室、マドリドテロ)

30.絵画教室 メモしていたハビエル・サガルサスに電話をかけたのは1月の終わりの日であった。 とにかくホンダリビアに出向くことにした。 私達の住むデバ村から高速道路を走って80km先のフランスとの国境に面した街ホンダリビアが存在する。 周りを城壁…

スペインで就職を(会社を辞める)

28.会社を辞める 妻が2002年一度スペインに来てから1年が過ぎた。東京のスペイン大使館との交渉の結果、妻のビザ交付の準備が整いフランクフルト経由で単身ビルバオ空港にやって来た。ややこしいフランクフルト空港を乗り継いでよく来たと以前に増して感心…

スペインで就職を(女性に言ってはならぬこと)

25.労働ビザ延長 労働ビザの有効期間は最初が1年、2回目更新が2年、3回目以降が5年間隔の様に暫時増加していく。2回目の更新時、期限の1ヶ月前に行政出先機関に出頭して必要な書類をもらい、会社や個人的な記入を済ませて国家警察でビザの交付を受ける…

スペインで就職を(会社編)結婚式・葬式

23 結婚式1.) 結婚式 スペインの結婚式に2度出席した。 その内、披露宴には一度だけ呼ばれた。(2003年3月会社の同僚) 披露宴に呼ばれることは出費を伴う。 平均的に2万円程度は祝儀を準備しなければならない。礼服を持参していない自分は背広と靴を新調し…

スペインで就職を(会社編) 同棲、自動車を買う、保険の高価さ

21.同棲生活 恋人はスペイン語でノビオ・ノビアと言う。(末尾は男性・女性名詞の変化である) 最近の恋人達は結婚に至るまでの、同棲生活を経る若者文化がある。 これを、パレハ・デ・ヘッチョと呼ぶ。(Pareja de hecho)カトリック教徒の強い宗教的文化…

スペインで就職を回想録(同僚と夕食会、サッカー)

19.同僚と夕食会 会社の仲間達と一緒に食事をする事は通常は行なわれない。 その理由が車通勤のせいか文化なのかよく解らなかった。 皆で宝くじを買いその積立金がある程度たまった時に気の合う人の送別会を兼ねて食事会が催される、 しかも上司は絶対に呼…

スペインで就職を回想録(会社生活その1)昇給

18.昇給 夏休みが終わり又仕事が始まった。 社長は出張で会社には2~3日顔を見せない。 相変わらず設計の同僚の通勤車に便乗して自宅から会社までの往復に利用させてもらっている。彼は年齢35歳の離婚者で技術部の実質的責任者であった。 公私共に良く相…

スペインで就職を(会社編)妻が来た

16 妻が来た 2002年5月中旬、妻は私の様子を見るため1人でやってきた。 日本からミラノ空港で乗り継ぎよくやって来たものだ。 2ヶ月間の滞在のため日本食材を一杯鞄につめ重い足取りでビルバオ空港に降りた。 私の住むデバ村では史上初めて日本人夫婦が生活…

スペインで就職を(会社編)上司と喧嘩、仕事の成果

2.) 上司と喧嘩 私の労働ビザ取得に手間取った関係で1人の技師Bが半年の試行期間の条件付きで採用され既に働いていた。 かなり個性の強い青年で最初随分馬鹿にされていた。 私と若い技師Bは上司との定例会議で何度となく、仕事の大方針と具体的目標を示すよ…

スペインで就職を回想録(バスク地方の気候)

12.気候 サンセバスチャンは北緯43度に位置し札幌市とほぼ同緯度にある。にも関わらず冬期に雪が降る事は大変珍しい。長年サンセバスチャン周辺に住んで一度も雪を見た事はない。(サンセバスチャンはデバから40km東に位置する)緯度が高いのに暖かいのはメ…